この記事は妻・夫を愛してるITエンジニア Advent Calendar 2016の5日目です。

結婚生活数年を経て、夫婦での誕生日・クリスマスプレゼントのネタに悩みはじめてきました。どんな基準で選ぶとHappyなのか?考えていることをまとめてみました。

簡単な自己紹介

はじめまして。hatoneです。
サンフランシスコ近郊に住んでいるエンジニア同士の夫婦で、夫と私と猫2匹と暮らしています。

2014年にアメリカで入籍し、結婚だいたい3年目になります。

夫婦での活動

米国のハッカソンでいくつか賞をいただいたり、開発したデモの販売をしたり、企業のお手伝いをして、多岐にわたるモノづくりを楽しみまくっている夫婦です。
普段から、様々なサイドプロジェクトに個人または夫婦で取り組んでいます。

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(Reassuring Boxの詳細はこちら
Kinoma CreateというIoT開発デバイスを用いたデモンストレーションを開発して、オースティンのSxSWで登壇発表したり、Wiredの電子版に掲載されるという貴重な体験をしました。

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レーザーカッターを用いて、オフィスの看板も自作しました。

最近はCodeIQ MAGAZINEさんで、ESP8266と猫にまつわる連載をはじめさせてもらいました。
猫の生活をちょっと便利にする、日曜大工ならぬ日曜電子工作講座です。
宮本 道人さん協力のもと、生物や物理の疑問にも切り込んでいく、電子工作x生物の不思議系ネタが展開されています。

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にゃんてっく☆やせないアイツとESP8266―おデブなアイツのダイエットのはじまり

結婚生活の悩み、それは「プレゼント」

普段からずっと一緒に暮らしていると、誕生日・クリスマスとプレゼントのネタに悩むようになってきました。
更に去年は、夫の誕生日を私の仕事で一緒に過ごせず、誕生日プレゼントを準備することが出来ませんでした。

「何か欲しいモノないかな?」
「今、欲しいガジェットないんだよねー」
という会話をしながら、夫の誕生日は過ぎ去り、クリスマスまでも近づいてきてしまいました。。。

ちょうど夫が仕事で散々な目に遭って非常に落ち込んでいた時期でもあり、元気になるようなプレゼントを贈りたいと考えていました。

プレゼントに「経験」を贈ってみた

Tech Shopは会員制の、工作機械(CNC, レーザーカッター, バンドソー)や、3Dモデリング作業PC, 3Dプリンターが置いてあり、メンバーであれば講習を受けると機材が使い放題になるワーキングスペースです。

ここを頻繁に使っていたので、普段使わない機材の使い方を勉強してスキルの幅を広げられたら良いなと、
TechShop 10 class分のチケット($1200相当)を贈ってみました。

Tech Shopの凄さが伝わる記事はこちらです。
オープンアクセスできるモノづくりの拠点Tech Shop San Francisco訪問レポート

プレゼントを選んだ基準

夫の元気が出るような、悩みが全て吹っ飛ぶような、そんなプレゼントはないか?と考えました。
その中で、私なりのプレゼント基準が見えきました。

その1. 本人が普段買わないモノ

「普段の生活では、自発的に買わなそうなもの」こそ、プレゼントとして贈るべきモノと考えていました。
TechShopの講習は$100くらいかかってしまうため、自分が必要となる技術の授業を選びがちになりそうです。

その2. 嬉しくて、一生使い続けられるモノ

邪魔なら困るし、もらって嬉しいモノであってほしい。
それが、一生使い続けられるようなモノであったら素敵だと考えていました。
知識や経験なら邪魔にはならないし、何かの際に活きてくるのではないかなと期待してみました。

その3. 本人の悩みを解決しそうなモノ

当時(2015年)は一時的に、

  • 仕事で散々な目にあった上で、アメリカで生活する意義
  • 業務で使う英語に対するコンプレックス

について悩んいるように見えました。

全ての授業が英語なので、知らない分野の専門用語が飛んできても乗り越えてもらいつつ、日本では出来ない経験を積めたら良いなと考えました。

その4. 本人を成長させそうなモノ

スキルの幅が増えれば、問題に対するアプローチも増えるし、作れるものの幅も広がります。
プレゼントを贈った結果、なんだか成長しているぞ……?くらいのきっかけになったら良いなと思いました。

プレゼントを贈った、その後

贈った瞬間は、その価格帯に引かれました(笑)

しかし、すぐに夫は興奮しはじめ、
TechShopの講義一覧を、目を輝かせながら眺めつつ、

「どのクラス取ろうかなぁ。使いきれるかなぁ……。
あれ?あのコースと、その先と……って意外と10クラスでも足りないかも!?」

わくわくしている夫の笑顔を、久しぶりに見ることが出来ました。

2016年の1年を通して、少しずつ10回分の授業に取り組んでいました。

「CADがより上手に引けるようになったよ!」
「木工のCNCが完璧に使えるようになったよ!」
「鉄の加工とフライス旋盤も使えるようになったよ!!」
「射出成形を学んだので、プラスチックの物体の量産できるようになったよ!」
「てかソフトもハードも基板設計もPCBAも既に出来るから、
自分でハードウェア量産できるようになったよ!!!

なんだか知らない間に、夫が凄くたくましく成長していました。

プレゼントで、応援したり、応援されたり

「ジュエリーを贈られるのは嬉しいけど、自分で好き放題それらを買えるくらいの人材に成長するのは、もっと嬉しい」というのが私の本音です。

私の誕生日プレゼントは、autonomousの電動昇降デスクになりました。
もともとスタンディング派だったのと、自宅でコードを書く機会が増えそうだったので、より快適に作業出来るようにと選んでくれました。

twitterやfacebookのタイムラインには、「ガジェットを買うのに、嫁の承認が……」と嘆いている人々がいます。

「本人がそれで成長しそうなら、買ってあげたり、買うのを許してもいいんじゃないのか?」と私は考えています。

プレゼントって、単なる贈り物に留まらず、パートナーへの投資であってほしいなと思います。

プレゼント、更にその後

「3Dプリンターって、印刷時間が3・4時間かかるんだ。TechShopで使うと効率悪いと思うんだ」
「TechShopのクラス受講料数回分で買える良さそうな3Dプリンターがあって、良さそうなんだよ」

経験を通して、見える時間・コスト感覚が増えたようです。

「それじゃあ、一緒に買ってみようか」

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普段買わないモノ、嬉しくて使い続けられそうなもの、(場合によっては)悩みを解決しそうな、成長しそうなモノとして、
3Dプリンターを2人でお迎えしました。

さいごに

「新婚3年目」くらいの表現をしている、普段から本当にラブラブしているエンジニア夫婦です。
今のところ、どちらかが亡くなる将来を本当に考えられないです。

一年に数回訪れる “プレゼントの季節”。
このプレゼントをきっかけに、パートナーのことを想ったり・想われたり、その気持ちを表現し続けていけるような、
そんな年を重ね続けたいと思っています。