KitchinAidのスタンドミキサーが我が家にやってきたので、さっそく家製の燻製ソーセージを作ってみました。
KitchienAidのスタンドミキサーとは
Williams SonomaやBed Bath & Beyondなどのキッチン用具のお店や売り場に、必ず並んでいるのがKitchenAidのスタンドミキサーです。
一見大きくて重いミキサーなのですが、写真のようなパン作りはもちろん、
豊富なアタッチメントが売られていて、
- 野菜のみじん切り
- パスタ
- アイスクリーム
- ジューサー
- ソーセージ…etc
パワフルなミキサーの動力を利用したアタッチメントで、
様々な料理を作ることが出来る、そんなキッチン向けマルチツールです。
クラシカルなデザインが非常に可愛く、沢山の色が展開されていて、
お店に並んでると「ああ、素敵だなぁ」とうっとりするマシンです。
“3年くらい悩んでいるけど、なかなか買わずにいるキッチンウェアの代表”でした。
発端は、突然のクリスマスプレゼント
クリスマスの朝に目を覚ますと、
サンタクロースからの手紙と、BestBuyの購入履歴のコピーが枕元に置かれていました(笑
欲しかったクッキングガジェットです。サンタさんありがとう!
在庫の都合から年明けの到着となるそうで、自家製パンやソーセージのレシピを予習をしながら到着を待ちました。
自家製のソーセージを作ってみる
0.材料
ネットで検索して、このような材料で作ることにしました。
- 豚腸 (Hog Casing)
- 豚肉(脂身の多い部位、脂身の少ない部位)
- 玉ねぎ
- にんにく
- ハーブ (タイム、ローズマリー、ローリエ)
- 塩、胡椒
- 鷹の爪
- もち粉
「ソーセージに使う腸って何処に売ってるんだろう?」と探していたところ、
USのAmazonでHog Casing(豚腸)が売っていました。
1.ケーシング(豚腸)の準備処理をする
豚腸は独特の臭みがあり、塩がついて固まってしまっているので、
ボールにたっぷりの水と少量のお酢を入れて、30分くらい水にさらしておきます。
2.調味料を砕く
タイム、ローズマリー、ローリエ、鷹の爪、ブラックペッパー、ピンクソルトをグラインダーですりつぶしておきます。
ソーセージ作りを計画し始めると、どんな調味料を調合しようか?と日頃ワクワクするようになりました。
3.お肉を挽く
KitchenAidのミキサーを買ってよかったと思ったことの1つが、このグラインダーアタッチメントの機能です。
お店で買った挽き肉よりも、料理の直前に挽いた肉の方が旨味が圧倒的に違いました。
脂肪分を好みに応じて追加したり減らしたりすることが出来るのも良い点です。
近所のスーパーやコストコで豚肉を買ってきて、ザクザクと切ります。
KitchenAidのグラインダーアタッチメントへ投入します。スピードを、2・4あたりで駆動させるのが良い感じです。
半分は粗挽きで挽いて、もう半分は細挽きしました。
注意点として、
グラインダーアタッチメントの中に十字の鉄製の刃を装着しなければいけません。
それを付け忘れたら、出口で詰まってしまいお肉を綺麗にグラインドすることが出来ませんでした。
4.材料をミキサーで混ぜ合わせる
ソーセージ作りは温度管理が大切だそうです。
今回はボウルと混ぜ手を冷凍庫でキンキンに冷やしておきました。
細かく切った玉ねぎやにんにくと、調味料を加えて、ミキサーで混ぜていきます。速度は、やっぱり2・4くらい。
本当は不要なのかもしれませんが、お肉を整形しやすくさせるために、つなぎとしてもち粉を少しだけ入れました。
※ 1回目は水分が多すぎて肉がまとまらず、失敗してしまいました。友人のアドバイスにより、つなぎを入れてみたところ、綺麗に作れるようになりました。
5.ソーセージスタッファーでお肉を詰める
ソーセージスタッファーの先端にあらかじめ豚腸を装着し、その状態でアタッチメントへ装着します。
先程混ぜたお肉を上から入れて、動かしはじめると、お肉が少しずつ出てきます。
お肉を足しながら、ソーセージを丸めていきます。
※ 水分が多すぎたり、お肉の温度が上がってしまうと、柔らかくなって詰めづらくなります。そうなった場合は、絞り袋を使って手動で詰めたほうが手速いです。
そんなこんなで一通り詰め終わると、ソーセージマルメターノが出来上がります。
6.乾燥させる
ソーセージを、好きな大きさにねじります。
焼くときに使うフライパンや、お皿をイメージしながらひねると、ちょっと楽しくなりました。食べたいサイズを作れるのも、自家製の良いところだと思います。
表面に水分があると、燻製時がすっぱくなってしまうため、しっかり乾燥させる必要がありました。
ダンボール + 小さな温風ヒーターで2時間くらい乾燥させました。
7.燻製する
乾燥させたソーセージを網に並べ、ヒッコリーのウッドチップで温燻していきます。
煙をだして、ゆるゆる2時間くらい待ちます。
箱のそばから、良い香りが漂います。
“そもそも何故燻製させるの?”というと、
この数カ月「いぶり暮らし」という漫画にハマっています。
日常生活の中で様々な食品を燻製しつつ、ゆるゆると人生に悩んだり、人間模様のほんわかストーリーが展開されます。いつも続刊が楽しみです。
この漫画を見ながら作った、醤油の燻製は大成功で我が家の万能調味料になりました。
8.茹でる
お鍋にたっぷり水をいれて沸騰させます。
一旦沸騰したあと弱火にして、そこにソーセージを投入し、15分程度茹でます。
引き上げて氷水で引き締めると、さらにぷりっとします。
こうして完成です。
自家製ソーセージ作りは深くて楽しくて美味しい!!
本当に「パリッ、ジュワッ」として、味と食感に対してニヤけてしまいました。
粗挽きマスタードと一緒に食べると、本当にビールが進みます。成功すると、本当に美味しいです。
本物の腸を使うことで、新鮮さと旨味を実感出来ました。
wikipediaによると、
最近は低脂肪組成の人工ケーシングも多く使われる。アメリカのブレックファスト・ソーセージのように成型のみで腸詰されないものも存在する。
作り込もうとすると、考える事は非常に多岐にわたり、
挽き肉の作り方、こね方、お肉の温度管理、羊腸・豚腸の使い分け・調味料の調合など、沢山やり込める部分があって楽しいです。
“今日はどんなお酒を飲もうかな?”とか”付け合せは何を作ろうかな?”とか。
ソーセージを作っている間は、様々な想いが巡ります。
KitchenAidのスタンドミキサーについて
レビューは不安になるけど、”慣れれば便利”
KitchenAidのスタンドミキサーは、慣れが必要でした。
しかし、コツさえ掴めば非常に便利なツールだと感じています。
本体やアタッチメントのレビューを見ていると、低評価の数が結構混じっています。
私も実際に使ってみると、失敗したことが何度かあり、「本当に、これ使えるの?」と困惑したこともありました。
そこから検証してみると、具材の量や水分量で使い勝手が大幅に変化することがわかりました。
一旦慣れてしまうと一気に沢山の量を作れたり、「混ぜてる間に野菜を切って……」などと料理の時間が短縮されます。
普段だと作ろうとしないであろう手の込んだ料理も、「試しに作ってみようかな」という気持ちになります。
最初の1,2回目の失敗は覚悟して、「この道具を使いこなしてみよう」と休日にゆったり挑むと、だんだん使いこなせるようになる調理道具だと思いました。
洗いやすさ
日常生活の中で使う上で、洗いやすさは肝心だと思います。
KitchenAidのスタンドミキサー本体は本当にシンプルなモーターとなっており、アタッチメントのみを分解して洗うことが出来ます。
料理し終わったら、ボウルの中に水と洗剤を入れて、アタッチメントを全部はずして浸しておく。その後、食洗機に放り込んで丸洗い出来るので、とても楽に使い続けられています。
おつまみのDIYは楽しい
好きなお酒に合わせておつまみを自作すると、更にお酒の時間が美味しくなるような気がします。
普段何気なく買ってるものも、自分で作ろうとすると結構大変だったり、案外簡単だったり。作った後は、作る前よりも有り難みを感じるようになるのは確かです。
今年は、さまざまな自家製おつまみを色々チャレンジしていきたいなと思います。