コロナ禍で引きこもりが加速し、創作欲求が爆発した結果、自分で足湯を設計&施工してウチのワイナリー「SUNSET CELLARS」に実装し、おそらくカリフォルニア初の本格的な日本式公共足湯を開湯(かいとう)しました。今週末から「Zen Zin Onsen」として営業を開始し、SUNSET CELLARSのテイスティングルームでワインを飲みながら足湯に浸かるという極上体験を誰でも気軽にお楽しみいただけます。いままでガレージをDIYしてオフィスを施工したり、本業でも家を作ったりしているフルスタックエンジニア(物理)な自分ですが、今回の対戦相手は行政と水漏れ、ボイラー制御でした。小さな頃から本当に温泉の文化や雰囲気、エクスペリエンスが大好きで、死ぬまでに自分の手で理想の温泉を開湯したいという夢を持っていた私ですが、その目標の5%くらいを達成することができたかなと満足しています。このエントリーは、カリフォルニアで合法的に公共の足湯を施工して開湯するために頑張った、そんな開発秘話です。
作者別: 井上 恭輔 (きょろ)
このたびDroidKaigi実行委員会様のご厚意により、来る2月20日から開催されるAndroid開発者向けカンファレンスDroidKaigi 2020のアフターパーティーにて、私達がカリフォルニアで営むワイナリーSunset Cellars(サンセットセラーズ)の各種ワインをご提供させて頂くことになりました!!
DroidKaigiはカンファレンスの質や運営はもちろんのこと、アフターパーティーのためにクラフトビールを特別醸造してしまったりなど、食や飲料に関しても大変こだわりのある素晴らしい開発者会議です。そのような場で皆様に日本未発売のワインをカリフォルニアからお持ち出来ることは大変嬉しい限りです。
私達のワイナリーに関してまだご存知の無い方は「エンジニアだけど米国でワイナリーを買った話」をご参考ください。ワインの提供にご尽力頂きました関係者の皆様、本当にありがとうございました!
DroidKaigi 2020 では、クラフトビールを作っちゃったり、ソフトドリンクにもこだわってみたりと、様々に趣向をこらした試みをしておりますが、実はもうひとつこだわったことがあります…
SUNSET CELLARS 様のご協力により、カリフォルニアワインも提供させていただきます 🍷 https://t.co/ZqXbGpCHa2 pic.twitter.com/Uptr1jxGJA
— DroidKaigi (@DroidKaigi) February 12, 2020
当日はカリフォルニアのワイナリースタイルで、私自身がワインのサーブとご説明に立たせて頂く予定です。
DroidKaigiに参加されるワイン好きの皆様は、でひウチのワインを飲みにお立ち寄りください!
当日提供する予定のワインは次の5種類です
まさかソフトウェアエンジニアの自分が本業で家を建てる仕事をするとは思っても見ませんでした。2年前、DeployGateの米国オフィスを自分で施工した事をきっかけに声をかけてもらい、以来、技術アドバイザーとして携わらせて頂いていた米国の建築スタートアップ「HOMMA」に本格的に参加し、ソフトウェア・アーキテクトとしてアメリカでスマートハウスをソフトウェア面から設計して家を建てる仕事をはじめました。趣味の電子工作から初まり、深センでの独自設計ハードの少量生産、アメリカでのオフィスの施工と来て、次はまさかの本物の建売住宅の開発です。プログラミングの傍ら取り組んできた物理的な「ものづくり」のサイズがどんどん大きくなってきて楽しい限りです。制御用のファームウェアやアプリ、Webシステムを書きながら、ヘルメットを被って建設現場で大工職人さんへ施工の指示出しをしたり、信号線や電力系統の配線を設計して建築士の人と一緒に製図したり、フルスタックエンジニア(物理)として頑張っています。
現在、すでにプロジェクトが進行中で、この夏には建築面でのプロトタイプとしての1棟目が私達の経営しているワイナリー「Sunset Cellars」近くのBeniciaという場所に完成予定。来年には自分が作ったシステムが載った十数棟からならスマートハウスのコミュニティをオレゴン州のポートランドに建築する計画です。
突拍子も無い話ですが表題の通り、とあるご縁がきっかけで、きょろ(@kyoro353)とはとね(@hatone)夫婦を含む友人メンバー4人で、カリフォルニアのナパにほど近い「SUNSET CELLARS」(サンセット・セラーズ)というワイナリーを購入させて頂くことになりました。「ワイナリーって個人で買えるの!?」という感じだと思うんですが(僕も1年半前はそう思ってましたw)最終的に色々と頑張りまして、今年の10月から晴れてワイナリーの共同オーナーを務めさせて頂いています。まさか自分がワイナリーオーナーになる人生なんて思っても見なかった!!
とは言え、私達は別にテレビゲームで大成功を収めた天才事業家でも、金銭的に成功した起業家やお金持ちでもありません。技術とモノづくり、そしてカリフォルニア・ワインが大好きな普通のエンジニアの夫婦です。
この記事では、ワインが大好きな普通のエンジニア夫婦が、いかにしてワイナリー経営を始めるに至ったのかをご紹介したいと思います。あわせて、自分たちがこれから取り組みたい事や、解決したいワインの問題なんかも所信表明としてまとめさせて頂ければ幸いです。
こんにちは!井上恭輔(@kyoro353)です。表題の通り、この2019年7月末を以って株式会社デプロイゲートを離れることになりました。
私の状況が少し特殊なのは、自分自身がDeployGateを開発し、立ち上げた創業メンバーの1人であるという事でしょうか。このエントリーは今までDeployGateの開発以来7年近くの長きに渡りお世話になったチームメンバーや、助けていただいた周りの多くの皆様へのご報告と、感謝をお伝えするためのものです。
いわゆる「退職エントリー」となりますので、興味のある方だけお付き合い頂ければ幸いです。(そして長いですw)
Netflixの映像コンテンツを使って英語の学習ができるLLN(Language Learning with Netflix)というChrome拡張を試してみたのですが、想像を遥かに超えて、最高に便利で楽しいものでした。
感動の気持ちをtweetしたら地味にバズってしまい、使い方の質問や感想なんかのDMも届くように…w
良い機会なので、みなさんにもLLNをもっと知って頂きたく、記事にまとめてご紹介することにします。
Netflixを使って英語学習が出来るChrome拡張LLN(Language Learning with Netflix)の噂を聞いて試してるんだけど凄く良い!聞き逃してた単語の意味や文法&時節も丁寧に確認できるし、マニアックなドキュメンタリーを見た時にネイティブの専門用語の用法や表現学べるの楽しい。https://t.co/tqSr7tKAVz pic.twitter.com/JEbcpjlvpG
— 井上 恭輔 (きょろ) (@kyoro353) 2019年4月6日
最近、こんなツイートをしたところ、予想外にバズってしまいました。
最近、日常生活でちょっと不便な事があるとサクッとCADって3Dプリンターで解決!という体験が便利すぎて後戻り出来ない感じになってる。 Amazonで買うより早いの、あながち間違いじゃない。 #Fusion360 pic.twitter.com/sz9MGvAw29
— 井上 恭輔 (@kyoro353) 2016年12月26日
「21世紀のものづくり革命」を唱えたクリス・アンダーソンの名著「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」が2012年に出版されてから早4年。「誰でも家庭で簡単にものづくりができる時代!」という内容に心を踊らせ、夢を抱きながらも、数十万円を越える個人の趣味としては勇気のいる初期投資や技術への理解、要求スキルも相まって、2016年現在においてもまだ、結局は夢物語だったなぁ…と感じている人が大半なのではないでしょうか。
ところが、このホリデーに3Dプリンターを家庭に迎えた我が家で起こったことは、驚きの連続でした。
「えっ!?なんで今まで3Dプリンター持ってなかったの?!」
「CAD簡単すぎ!30分も勉強してないよ?!」
「全部で500ドルも使ってない!安いやつだと3万円くらい!」
技術の世界で4年というのは大変長い時間。私の予想を超え、気づかないうちに技術も製品もコモディティ化が進んでいました。しかも驚くほど価格を下げ(ときに無料で)、CADや学習環境といったエコシステムも整備されている状況に感動。。。
どんな夢物語も、最後のボトルネックは価格です。そして、結局は価格が安くなれば、夢は現実になると改めて感じさせてくれる素敵な出来事でした。
今日はそんな「3Dプリンターが家庭にある日常」を3万円くらいから始める方法についてご紹介したいと思います。
普段、アメリカで暮らしながらエンジニアをやっている我々夫婦ですが、自分たちのまわりで「今度、結婚するんです!」という話を最近良く聞くようになりました。
結婚や入籍は人生の一大イベント!どうせなら普通と違うちょっと変な「結婚」や「入籍」を体験してみたいというハッカー根性をお持ちの方も、特にエンジニアの方の中にはいるのではないでしょうか?
今回は私達がやった「日本人同士だけどアメリカの方式で結婚し、日本に外国方式の結婚として婚姻届を提出」というレアな体験から、具体的にアメリカ・サンフランシスコ(と日本で同時に)で結婚する方法と、ちょっと楽しいアメリカでの結婚式体験をご紹介します。
この記事は【その2】妻・夫を愛してるITエンジニア Advent Calendar 2016の19日目のエントリーです。のろけ話が基本のアドベントカレンダーですが、今日のエントリーでは妻への愛がゆえに、3年前に慣れない英語で必死に頑張った「アメリカでの結婚手続き」について綴ろうと思います。近く結婚されるエンジニアの友人たちの役に立てば幸いです。
皆さんはCraigslist (クレイグスリスト)というサービスをご存知ですか?
この一見して90年代にタイムスリップしたように見える最強にダサいWebサイトは、実は月間20億PVを超えるアメリカではとても有名な超巨大コミュニティー掲示板です。実はサンフランシスコが発祥で、クレイグさんという人が95年に作りました。何のヒネリも無い名前ですね。この雑で巨大な掲示板では、レジ打ちからエンジニアの求人、不要になった日用品から家や土地までの売買、賃貸、イベント、口コミ、ご近所との情報交換、もう正直何でもありという感じで、様々な情報交換や取引が行われています。
基本は匿名の掲示板で、日本で言うところの2chみたいなものなのですが、もうちょっとローカルで実用的な取引のために使われています。誰も望んで使いたいわけじゃないのに、集まっている情報と人の数、シンプルで必要十分な機能のせいで、このオシャレなスマホアプリ全盛の世の中で「しかたなく」使われ続けています。一方で、その情報量の多さと雑さから、上手に使えばお手頃なアパートをみつけたり、車や家具、家電を驚くほど安く入手することができる心強い存在でもあります。
さて、このCraigslistで物を「買った」事がある人は結構居ると思うのですが、「売った」ことがある人は、私の身の回りにあまり多くないのではないでしょうか。(私もいままで買う専でした)
今回、愛用のドローンを売りに出すために初めて売り手としてCraigslistを利用したので、その使い方を備考録がてら、まとめておきたいと思います。
いよいよ日本でもApple Payが開始されましたね!
リリース直後はアクセス殺到でJRやクレジットカード会社のシステムが一時不安定になったりダウンしてしまったようですが、今は復旧しているようです。
アメリカでもApple wholesale jerseys Payリリース時は同じような状況で、さらに収束に数日必要だったので、それに比べれば「結構こなれてきた」感じのリリース対応のようにも思いますが、とはいえ改めて日本におけるiPhoneの力の強さを感じる一件でした。
さて、決済とNFCが趣味な私は、発売日直後に日本版のiPhone7を入手し、日本でのApple Payの開始をアメリカに居ながら心待ちにしていました。一晩いろいろと遊んでApple James Payの日米間相互運用について色々わかってきたので、備考録を兼ねてまとめておきたいと思います。